前回のレクチャーでは、お金持ちに共通する3つのマインドセットを勉強しました。
真のお金持ちとは、今持っている資産を全て失ったとしても、何度でも、同等かそれ以上の資産を再形成できる人のことであり、そんな人たちは、すべてに感謝している。すべてのものは変化することを受け入れている。真の財産を理解し、理を追わず得を積む。という3つの特徴を持っています。
さて、いよいよ今回で最終回になります。
今回は真の財産を築き続けることについて、学んでいきましょう。


















1.信頼の蓄積によって真の財産を積み上げていく

今まで、お金のバイブルで学んできたことの集大成が、真の財産を築き続けることです。
お金とは感情であり、感情をうまく循環させることができる人が、豊かさを循環させることができる人だというお話をしました。
その豊かさの循環の結果を図ることができるのが、真の財産です。
真の財産とは、あなたへの信頼の総量です。
信頼の総量とは、あなたへの信頼とあなたの周りの人たちの豊かさの掛け算によって決まります。
具体的に言うとすれば、もしあなたが、本当にお金が必要になった時や何か一大決心をして資金が必要な時、あなたには集まるお金や、サポートしてくれる人の数などの総量のことです。
あなたは、どれだけ周りの人から信頼される人間であったでしょうか?
そして、あなたを信頼してくれる人たちは、どのような豊かさを持っている人たちでしょうか?
例えば、あなたの周りにあなたのことを信頼し、大切に思ってくれる人がいたとしても「あなたことは応援するよ!でもお金は出せない。」と言われることもあるかもしれません。
もしくは、そもそも信頼しあっていても、「お金の貸借りの話はできない」とあなた自身が思うかもしれません。
ですが、ここでお話したいのは「実際にお金を集めてください、いくら集まりますか?」という話ではなく、心から信頼し合い、なんでも話ができて、お金の貸し借りすら問題なくできるような人間関係をどれだけ作ってきていますか?ということがポイントです。
また、信頼関係ができていたとしても、その人たちの経済状況はどうでしょうか?
あなたが「お金を貸して欲しい」といった時に、「今出せるお金は1万円だよ。」と言われるのか、「あなたが本気なら、300万円までは出せるよ。最悪なくなったとしても、あなたがやりたいことができるなら本望だよ。」と言われるのでしょうか。
友情や愛情というのはお金に変えることはできませんが、本当にお金が必要になった時に、いくら、あなたに集まるのか、ということもあなた自身の真の財産と大きく関連してきます。
あなたに大切にして欲しいのは、人間関係を大切にすること、そして豊かな人を周りに作ることです。
自分一人が豊かになることには限界があります。
でも、あなたの周りの人たちと一緒に豊かさを循環させていくことができれば、あなたはお互いに大切にしたい人と繋がり、その上で、その人たちと共に現実的にも、精神的にも、豊かであることができるようになります。
あなたは、誰と豊かに生きていきたいですか?
あなたは、その人たちにどんなことができますか?
逆の視線で、その人たちが本当にお金が必要になった時、あなたはいくら出すことができますか?
真の財産をこれからも、あなたの大切な人たちと一緒に築き続けていってくださいね。

2.WORK5-2 あなたの真の財産を確認する
1.あなたが本当にお金が必要になったとしたら、誰がいくら出してくれるでしょうか?また、どんな人たちがあなたを、どんな風にサポートしてくれるでしょうか?そしてそれに対して、あなたはどんな気持ちになるでしょうか?
このワークを通してわかるのは、真の財産は今の自分が持っているお金ではなく、あなたとあなたの周りの人たちを含めた資産の総計だということです。あなたは、どれだけ感情的に、現実的に周りの人たちと深く繋がっていますか?
2.あなたはこれから、どんな風に生きていきますか?
これからの人生において、何を大切にし、どんな感情を分かち合い、どんな生き方をしていくのかを書き出してみましょう。そして、第1章に戻り、最初に書き出したワークシートと、今のあなたを照らし合わせながら、自分のことを深く見つめ、これからも精神的にも現実的にも豊かで、優しい人生を歩んでいってください。
3. あなたがこの章を読んで感じた直感はどのようなものでしょうか?メモを取り、行動してみましょう。
(1)あなたが本当にお金が必要になったとしたら、誰がいくら出してくれるでしょうか?
(2)それをふまえて、あなたはこれからどんな風に生きていきますか?
(3)あなたがこの章を読んで感じた直感はどのようなものでしょうか?
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